仕事で人と比較されること、劣等感や恐怖から逃れたい 人の能力を最大限に引き出すには

仕事で人と比較されること、劣等感や恐怖から逃れたい
人の能力を最大限に引き出すには

「あなたの親友は誰か」という質問に対し、ヘンリー・フォードは
「自分の最良のものを引き出してくれるのが、真の友人だ」と答え
たそうです。

人と人との関係において、「人の能力を最大限に引きだす」こと。
友人だけが引き出してくれるのでしょうか。家庭や職場、学校でも
あなたの能力を引き出してくれる人はあるでしょうか。

例によって、おへそが曲がっているタッタくんは、私は誰かの能力
を最大限に引き出すようなことをしたことがあるのだろうか。私に
それができるのだろうか。と自問してしまいました。
あなたには、こんな経験はありませんか

■あの人はできたのに、私はできない
■あの人にできたことが、なぜあなたにはできない
■お前のせいで○○が失敗した、受注できなかった

こんな時って、劣等感がつのりますよね。

「いい加減覚えろよ!」といわれながらも、
私は、こんなの覚える必要はない!
マニュアルがあるんだから、
一つ一つ手順を確認することが大切なのに・・・

これは違うと思いつつも、手取り足取り教えてくれた同僚に感謝
しつつ、自宅で必死に手順を暗記する私。
馬鹿馬鹿しいと思いながらも、仕方なしに。
(覚えてもすぐに忘れることになるのですが・・・)

そういえば、私、思わず
「こんなこともできないようじゃ、お前なんかいらない!」って、
叫んだことがあったような気もします。

反対に、仕事の課題を出すと喜々としてやってくれたこともあり
ました。

■課長や所長、支社長 etc に昇進した喜びも吹っ飛ぶ経験

異動先で、周りから、前の○○と比べると今度の○○はできない、
使えない。
同様に、上司から言われる。前の○○と比べるとお前は・・・と。

そんなとき、古参の冴えないおじさんが声を掛けてくれる。
気にすることはないよ。
そして、仕事の勘所を教えてくれる。

そんな人いない!いなかった!
という声が聞こえてきそうです。

▼反対に、入社3年前後の支店長やマネージャーの場合
会社が急成長中なので、20代で管理職に登用される。

パートのおばさんやおじさんに、大学時代のノリで仕事を依頼、
指示 etc して大顰蹙。

なぜ動いてくれない!?

おばさんやおじさん、大人なので、言われたことを淡々とやるの
みです。
ましてや、言われたことをやっていて、叱られたときには。

だから、時給750円や800円なのです。
パートのおばさんやおじさんの悲鳴が聞こえてきそうです。

大学時代のノリやイケイケでは、年寄りはついてこないのです!
相談したいエリア・マネージャーはせいぜい月に数回訪問、それ
も1~2時間程度の滞在。

やがて彼らも悲鳴をあげる。

 

これを乱暴に一言で片付けると、「コミュニケーション」の問題です!

そこでタイプ分けコミュニケーション・モデルが出てきます。
DiSC や エニアグラム、この他にもあるでしょう。

これらタイプ分けを使ったリーダー研修が行われています。
私の専門であるコーチングを使ったコミュニケーション研修やリ
ーダー研修も盛んに企業内で開催されています。
でも、人の能力を最大限に引き出すまでには至っていませんよね。
なぜなのでしょう。

続きは、次回で>>>

The following two tabs change content below.
元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」