言い訳はやめる
歳を重ねると、いろいろなことが見えてきます。
自分の限界もわかってくる。
だからこそ、言い訳もうまくなるものです。
でも、そんなふうに自分を納得させてきた人は、
人生をずっと「言い訳」でくぐり抜けてきたのではないでしょうか。
──「もうこの先、何十年も生きられないとしたら」
一度くらい、「言い訳を手放して生きる」ことを体験してみてもいいのでは?
これは、斎藤茂太さんの著書
『「いい人生で終わる」ために大切なこと』にあった言葉です。
「いい人生で終わる」ために──
そう聞くと、人生の後半に向けたメッセージに思えるかもしれませんが、
これは、これからの人生を創っていく若い方にも通じる生き方ではないでしょうか。
人生の「棚卸し」をしてみるのも、良いきっかけになりますね。
さて、話は変わりますが、
「できない理由を並べるのが得意なのは公務員」なんて、
冗談交じりに言われることもあります。
(減点主義の保守的な環境では、ついそうなりがちですからね。)
でも、「できないこと」を並べるよりも、
「できたとき」にどんな未来が待っているか、想像してみてください。
- どんな景色が見えますか?
- どんな言葉が聞こえてきますか?
- どんな気持ちになっていますか?
そう考えると、わくわくしてきませんか?
あなたは、これまでもたくさんの成功体験をしてきました。
私にも、小さな成功体験がたくさんあります。
小さな成功をひとつ経験するたびに、
「次もできるかも」と思えるようになります。
面白そう、楽しそう……
わくわく、どきどき。
そんな気持ちを原動力に、小さな成功を積み重ねていくと、
やがて、「できている私」「達成している私」に出会えるのです。
プラス思考やポジティブな言葉を発していると、
自然と笑顔になれるものです。
そしてそれが、
「自分らしく生きる」ことに繋がっていくのではないでしょうか。
今日も、あなたにとって素敵な一日となりますように。
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佐藤好彦
元・国土交通省 航空局勤務。
航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。
その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。
現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。
「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」
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