「一度、すべてを受け入れてみたら、自分が見えてきた」

自分に正直に生きるということ

「自分らしく生きる」「自分の気持ちに正直に生きる」「我慢しなくても良い」。
最近よく耳にする言葉ですね。
どれも素敵な響きですが、誤解してほしくないのは、「わがまま」とは違うということです。


人に迷惑をかけずに生きる?それって可能?

「人様に迷惑をかけずに生きる」——そう言われると、つい頑張ってしまう方も多いかもしれません。
でも、私は思うのです。
人は誰しも、意図せず誰かに影響を与えてしまう存在だと。

何かを始めれば、必ず誰かと関わり、そこにはプラスの影響もあれば、マイナス(と感じる)影響も生まれます。
それでも、「まあ、お互いさま」と笑って受け流せる関係性があれば、大きな問題にはなりません。


すべてを受け入れて、そこから選べばいい

社会には、ルールやマナー、道徳があります。
それらをすべて受け入れるのはしんどいし、逆に全部を否定すると孤立してしまいます。

だから私は、こう考えます。

一度、すべてを受け入れてみる。
その上で、取捨選択する。

  • 自分にとって大切にしたいもの
  • 絶対に受け入れられないもの
  • どちらでもいいもの

いきなり否定しようとすると、ものすごくエネルギーが要ります。
でも「まずは受け入れてみる」と、少し肩の力が抜けるものです。


自由とは「自分を管理すること」

私は、「自由」とは自分自身をマネジメントすることだと考えています。

自分に正直に生きるには、

  • 自分が大切にしているもの
  • 自分の価値観
  • 自分の使命(ミッション)

これらを明確にすることが第一歩。
そのうえで、世間の価値観との違いを知り、自分を整える。

その積み重ねが、望む人生へとつながるのだと思います。


最後に、ちょっとだけ本音を。

少し余談ですが……
私、以前PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)でした。
仕事のマネジメントはしっかりやれるのに、なぜか自分のこととなるとルーズになるんです(笑)

特にスケジュール管理は甘くなりがちで、「秘書がほしい!」と本気で思うこともあります。

そんな私にも、相談できるメンターやコーチがいてくれたから、今の自分があります。
一人でできないことがあるのは、悪いことじゃありません。


今日のあなたへ

あなたには、「一人ではできないな」と思うことがありますか?
私は、たくさんあります。

でも、それでいいんです。
今日も、素敵な一日となりますように。

The following two tabs change content below.
元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」