~むかつく上司の対処法~
あなたが同僚や上司にイラッとするときは、どんな時でしょう?
例えば──
- どう考えても相手が悪いのに、口答えしたらこちらが損をする。
- なんかうざい。(どんなふうに「うざい」のか、言葉にできないけど、とにかくうざい!)
- 子どもでもあるまいし、一つひとつ確認してくる。信頼されていないのかとモヤっとする。
- 何か気に入らないことがあると、ここぞとばかりにガミガミ言ってくる。(これ、パワハラじゃないの?)
他にもたくさんありますよね。
ところで、人が「怒る」ときとはどんな時でしょう?
そう、それは──
自分の思い通りにならなかったとき。
期待していたことが、期待通りに行かなかったときです。
たとえば、
「言わなくてもやってくれるはず」
「これくらい理解しているはず」
「できて当然」
──そんな“思い込み”が裏切られたとき、人は怒ります。
そして、怒りはドカーンと爆発するのです。
怒っている相手にどう対応するか?
これはもう、黙って聞いておくしかありません。
「よほど虫の居所が悪かったのね」
「朝、奥さんとケンカしたのかな」
「まあ、こんな日もあるさ」
……と、受け止めて、さーっと流すことです。
深く受け止めず、軽く受け流す。
初めから期待しない、という選択
職場の人たちは、自分の思い通りには動いてくれません。
上司も同僚も、会社全体だってそうです。
だから、最初から期待しない。
「あの人、なんであんなことするんだろう」
「少し考えればわかるだろうに」
「何を考えてるんだか」
──そう思ったこと、ありませんか?
実は、それ、何も考えていないのかもしれません。
考えていたら、そんなことしませんからね。
むかつく上司の対処法(その2)
☆さらっと受け流す
「なるほど、そう思っているのね」
「そういう考え方なのね」
と、一度受け止めて、あとはさらっと流す。
反応しすぎず、心の距離を保つのがコツです。
女性の場合は「うふっ」と笑って受け流すのも、ひとつの方法だそうです。
(大分前のことですが、私の知り合いのコーチの受け売りです。)
人はなぜ嫌悪感を抱くのか?
私はよく、思ったことをストレートに言ってしまいます。
(これ、軋轢の原因になりますね…)
たとえば、
「最近、ちょっとふっくらした?」
なんて何気なく言ってしまったとします。
すると、相手は「ムッ」とします。
「私、太ってなんかいないわよ!」と。
なぜ怒るのか?
それは、自分が思ってもいないことを、他人から指摘されたとき。
そのギャップが、嫌悪感となるのです。
でも、一歩引いてこう考えてみましょう。
「あぁ、そうなんだ〜。相手にはそう見えたんだ〜」
鏡に映る自分を見て、
「これは私じゃない!」という人は少ないですよね。
録音した自分の声を聞いて「え?これ私?」と驚くのと同じです。
それが、他人が見ている“自分”なのです。
だからこそ、反発するのではなく、
「ああ、そういうふうに見られているのね」
と受け止めて、また、さらっと流す。
そうすれば、少し心がラクになりませんか?
最後にひと言
自分を守るための反発は、誰でもします。
でも、心に余裕があるときほど、笑って受け流せるんですよね。
そう、「うふっ」とね。
佐藤好彦
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