【人間関係の土台は「聴く力」】信頼を深めるシンプルな方法とは?

こんにちは、たったです。
今日は、人間関係を良くするうえで欠かせない「聴く力」についてお話しします。

突然ですが、こんな名言をご存じですか?

「話しているあいだは、何も学ばない」
— リンドン・B・ジョンソン(第36代アメリカ大統領)

そしてもうひとつ。

「もし成功の秘密があるとすれば、それは他人の見方を理解し、
相手の立場でものを見る能力である」

— ヘンリー・フォード

どちらも「聴くこと」「理解すること」の大切さを語っています。
私たちは、話すことには意識を向けがちですが、実は聴くことこそが、相手との関係性を深める第一歩なのです。


聴くことがもたらす、人間関係の変化

人の話を「聞く」のではなく、「聴く」。
この違いは、相手にとって驚くほど大きいものです。

たとえば、コーチングにおいても「聴くこと」は土台です。

  • 相手の話を否定せず、
  • 言葉の奥にある感情や価値観を受けとめ、
  • 必要に応じて問いを投げかける。

「傾聴」「承認」「質問」──
どれも、「ちゃんと聴く姿勢」なしには成り立ちません。

これは、日常のコミュニケーションでも同じです。
人間関係を良くしたい、信頼されたい、と思ったときにこそ、
まず心がけたいのは**“話すこと”ではなく“聴くこと”**なのです。


良い聞き手になるための4つの習慣

私が参考にしている書籍『豊かな人間関係を築く47のステップ』の中で紹介されている、
「良い聞き手」になるための4つのポイントを紹介します。

  1. 聞く意思を育てる
  2. 心を広く持つ
  3. 相手に気持ちを集中する
  4. 「あなたに話して良かった」と思ってもらう

どれもシンプルですが、意識するだけで人との距離がグッと縮まります。


聴く力を高めるための3つのコツ

さらに、私自身が意識している「聴くときのコツ」を3つ紹介します。

  1. 相手を尊敬すること
  2. 相手に同意すること(=受けとめる姿勢)
  3. 相手に感謝すること

特に「尊敬」がなければ、どれだけ相手の話を聞こうとしても、
どこか表面的になってしまいます。

人は、自分が聞きたいことだけを聞き、
聞きたくないことには耳をふさぎがちです。

でも、そんなときこそ心に留めたいのが、

「聞いていますよ」
「ちゃんと受け止めていますよ」

という姿勢を伝えること。

耳の痛い話をされたときでも、
「話してくれてありがとう」と言える自分でありたい。
そう思っています。


あなたに話して良かった、と言ってもらえる存在に

コーチとして、「あなたに話して良かった」と言っていただけると、
本当に嬉しいです。

でも、日常の仕事や家族との関係ではどうでしょう?
年齢を重ねるほどに、叱ってくれる人、正直に話してくれる人は少なくなっていきます。

それでも私は、
どんな場面でも「この人なら聴いてくれる」と思ってもらえる存在でありたい。

あなたもきっと、同じ気持ちではないでしょうか?


最後に

話すことより、聴くことの方が、ずっと難しい。
でも、だからこそ、心をこめて聴く人のまわりには、信頼と安心が生まれます。

今日の話が、あなたの「聴く力」を少しでも高めるきっかけになれば嬉しいです。
もしよければ、感想などコメントで聞かせてくださいね。

The following two tabs change content below.
元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」