批判を聞き流せないあなたに。心を守る“5つの習慣”

いちいち、人の批判に振り回されないという選択

「成功者とは、他人から投げられた石を、強固な土台にできる人だ。」
――デイヴィット・プリンクリー(アメリカのニュースキャスター)


誰かの言葉に、心をざわつかせた経験はありませんか?

何気ない一言のはずなのに、なぜか深く傷ついてしまったり。
「それ、今言わなくても…」と感じるようなタイミングで、グサリと刺さる言葉を受け取ったり。

そう、それは「批判」です。


批判の正体と、心の痛み

ここで言う“投げられた石”とは、まさに他人の批判のこと。
批判は、本当に心に刺さります。
ましてや、それが理不尽だったり、的外れだったりすると、なおさらです。

たとえば…

  • 「あなたのためを思って言っているんだよ」と言いつつ、
     本当は自分の立場を守りたいだけだったり。
  • ただイライラの矛先として、言葉を投げつけられていたり。

そんな批判に出会うと、心がざわついて、「なんで私ばっかり…」と思ってしまいますよね。


わかってはいるけれど、やっぱり反応してしまう

私自身も、若い頃から──いや、今でも──批判に対しては、つい過剰に反応してしまいます。
「わかってる、わかってるんだけど…」
心ではそう思っていても、やっぱり腹が立ってしまう。落ち込んでしまう。

「相手の反応は、自分の行動の映し鏡」
そう学んでも、
「いや、今回はあいつが悪い!」と、心の中で叫びたくなるとき、ありますよね。

でも、だからこそ──
今度また、批判の石が投げられたときに備えて、心の盾を持っておこう。
そう思うようになりました。


批判に振り回されないための5つのヒント

『豊かな人間関係を築く47のステップ』には、こんな言葉があります:

  1. 批判の動機を探る。
     怒りや不安、嫉妬から来ていることもあります。
  2. ほほえむ。
     感情的にならないだけで、相手の矛先は鈍ります。
  3. 批判は避けられない。でも、受け入れる必要はない。
     聞き流すスキル、大事です。
  4. 批判を個人的に受け取らない。
     あなたの全人格を否定しているわけではありません。
  5. 批判の中にも、学びの種がある。
     ぐさっと来るということは、図星だったのかも?

「言い方ひとつで、ぜんぜん違うのに」と思ってしまう自分もいる

正直に言えば、
「もう少し、言い方を考えてほしい」
「そんな言葉の選び方をしなくても…」

そう感じることもあります。
でも、それは私自身も、誰かに同じように思われているのかもしれません。

自分のことは棚に上げて、つい人の言葉に過敏になる──
そんな不器用さも、私の一部です。


批判より、励ましを選びたい

批判の言葉は、時に相手を深く傷つけます。
だから私は、「批判する人」よりも「励ます人」でいたいと、心から思っています。

  • 誰かがつまずいているとき、そっと声をかける
  • 迷っている人の背中を、静かに押す
  • 落ち込んでいる相手に、「あなたならきっと大丈夫」と伝える

そんなふうに、励ましの言葉を届けられる自分でいたいのです。


最後に、あなたへ

批判に振り回されそうになったときは、こう問いかけてみてください。

「この言葉は、私の心に持ち込む価値があるものだろうか?」

すべての言葉を、真に受けなくてもいいのです。
そして、あなたの言葉は、誰かを元気づける力になるかもしれません。

今日も、あなたらしいやさしさを、大切にしてください。

自分の言葉で、人間関係はもっとラクになる

もし、あなたが「言葉の選び方に迷うことがある」
「うまく伝えたつもりなのに、誤解されてしまうことがある」
そんな経験をお持ちなら──

言葉に、ちょっとした「仕組み」と「コツ」を加えることで、
コミュニケーションはぐんとスムーズになります。

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  • 批判を“受け流す”心の持ち方
  • 相手の立場をふまえた、伝え方の工夫
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元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」