「49対51の法則」をマスターする

──100対0なんて、めったにないからこそ。

私たちは、日々たくさんの選択をしています。
「やるか、やらないか」「進むか、立ち止まるか」──
その決断のたびに、心の中では小さな天秤が揺れ動きます。


ビジネスの世界では、意思決定に「◯対◯」という割合の考え方を用いることがあります。

たとえばプロジェクトのGo/No Go(実行するか中止するか)を判断する場合、こんな基準が使われます。

  • 90対10だったら、迷わずGo!
  • 80対20なら、前向きに検討
  • 70対30……これは、場合によって慎重に考える

このように、どれだけのリスクを会社が受け入れられるかで判断が変わるわけですね。


では──
もしそれが「51対49」だったら?
あるいは「50対50」だったら?

あなたなら、どうしますか?


私が伝えたいのは、
「100%の確信がなくても、人は決めていい」ということです。

むしろ、ほとんどの意思決定は「50+1」「49対51」程度のちょっとした傾きで決まっているのです。
それくらいの“微差”を感じ取って、進むかどうかを決めている。
だから、「考えても決まらない」ことは、実はとても自然なことなのです。


たとえば──
考えに考えて、それでも決められない。
そんなとき、コインを投げるという方法があります。

「え?そんなので決めていいの?」と思われるかもしれません。

でも、試しにやってみてください。
コインが表を向いた瞬間、あなたの心の中で、“ホッとする”か、“うっ…”と思うか

その反応こそが、あなたの“本音”なのです。
コインは、運命を決めるのではなく、心の傾きをあぶり出すツール


もちろん、決断したからといって、すべてがうまくいくとは限りません。
どんなに熟考しても、失敗することだってあります。

でも、それでいいのです。

うまくいかなかったなら、こう自分に問いかけましょう。
「そこから、何を学べるだろう?」

そして、
うまくいったときこそ、こう問いましょう。
「なぜ、うまくいったのだろう?」

どちらも、“次の一歩”に活きてきます。


世の中に「100%の正解」なんて、そうそうあるわけではありません。

「完璧に準備できてから動く」ではなく、
「51%の確信」で動き出す──
これくらいの柔軟さが、むしろ前に進む力になるのです。


問いは、最後に戻ってきます。

あなたは、それを本当にやりたいのですか?
それとも、やりたくないのですか?

答えは、あなたの中にもうあるのかもしれません。
残りの“1%”は、勇気かもしれませんね。

もし今、
「決断できない自分」にちょっと疲れていたり、
「あと一歩」が踏み出せずに立ち止まっていたりしたら──

それは、あなたの中にある“本音”や“望み”に、まだちゃんと気づけていないだけかもしれません。

私のストアカ講座では、
✅共感される話し方
✅信頼を育む聞き方
✅思考の整理や自己対話の技術 など

【自分らしく一歩踏み出すためのヒント】を、やさしく・わかりやすくお伝えしています。

迷いがある今こそ、自分を整えるチャンス。
「どの講座が合うかな?」と思った方は、下記ページをご覧ください👇


📘 会話で人が動く!

共感と信頼を生む話し方講師 佐藤好彦 の 

👉言いにくいことも伝わる!職場での人間関係がラクになる教室


「ちょっと気になるかも…」
その直感が、次の一歩の合図です。

The following two tabs change content below.
元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」