── 余裕がない時代に、やさしさを捨てない選択を
「共感しても、何か得られるわけじゃない」
そんな空気が、当たり前になってしまった時代に生きています。
「ありがとう」も
「よかったよ」の一言も
なくても不思議じゃない。
そんなふうに、人と人の間の“あたたかい余白”が
どんどん削られていくのを感じています。
特にバブルがはじけたあの頃から、
社会全体がどこか“ギスギス”しはじめました。
「他人に気を遣う余裕なんてない」
「損するだけなら、やらないほうがいい」
そんな言葉が、賢さや現実感として受け取られ、
やさしさや共感が「非効率で、意味のないもの」扱いされてしまう。
そのたびに、
ちょっとずつ、心が冷えていくような気がします。
■共感は「すぐに返ってこない」もの
講座を開いても、
一言のレビューすら残さない人もいる。
特典だけもらって無言のまま去る人もいる。
一方で、何年も経ってから
「先生の言葉が、あのときの私を救ってくれました」
と、ふと連絡をくださる方もいます。
共感は、すぐに返ってくるものではありません。
でも、“届いていないように見えても、ちゃんと残っている”ものです。
■役に立たないことの中に、人の温度がある
「得じゃない」「意味がない」
そんなふうに切り捨てられてしまうことの中にこそ、
人のあたたかさや信頼が宿るのではないでしょうか。
効率を追いすぎた社会では、
一見ムダに思えることが、一番大切だったりします。
- 少し遠回りの言葉
- 直接は関係のない共感
- 見返りを求めない行動
それらは、
「人と生きる力」そのものです。
■たとえ時代が変わっても
私はこれからも、
「一緒に進もう」と言葉を届け続けます。
たとえそれが、きれいごとだと言われたとしても。
損な生き方だと思われたとしても。
共感ややさしさは、
数字では測れませんが、
誰かの孤独を、確かにそっと包んでくれるものだから。
☘️あとがき
社会がどんなに変わっても、
“人の温度”は失いたくないな、と思っています。
よかったら、そんな想いを大切にする人たちと、
一緒に言葉を育ててみませんか?
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佐藤好彦
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