生き方に迷った時に思い出したい言葉「地図を捨てて、らしんばんを持て」

🧭地図を捨てて、らしんばんを持て

── 誰かの正解じゃなく、自分の人生を歩くために

「私、なぜ “コーチ・らしんばん” にしたんだっけ?」

ふと、そんなことを思い出した朝でした。


■地図を持っていると、安心です。

「地図があれば、道に迷わない」
そう思いますよね。実際、道順が書かれていれば、ゴールまで迷わずにたどり着けるかもしれません。

でも──
その“地図”、誰が描いたものでしょうか?
もしかしたら、それは「誰かが通った道」ではあっても、
あなたにとっての「最適な道」とは限らないのかもしれません。


■人生という名の“霧の中”を歩くとき

ときに人生は、深い霧の中を歩いているように感じます。
どちらへ進んでも正解かわからず、不安や迷いばかりが立ちこめる。

そんな時、地図はあまり役に立たないこともあるのです。
だって、前が見えないのだから。
前例の道をなぞっても、景色が違えば戸惑ってしまう。


■だからこそ「らしんばん」が必要なんです。

“らしんばん”──それは、自分の中にある方向感覚。
誰かが示してくれる正解ではなく、「私はどこへ行きたいのか?」という内なる問いに向き合うこと。

コーチ・らしんばんという名前に込めた想いは、まさにここにあります。

人生の目的地を、誰かに決められるのではなく、自分で選ぶ力を取り戻してほしい。
そして、どんな霧の中でも、自分の“内なるらしんばん”を頼りに進んでいける人であってほしい──
そんな願いが、私の中にはありました。


■ときには、寄り道してもいい

とはいえ、人生は一直線に進むばかりではありません。
迷ったり、立ち止まったり、回り道をしたり──
それもまた、大切な“人生の風景”だと思うのです。

寄り道した先でしか出会えない人がいて、
遠回りしたからこそ見える景色もある。

「目的地へ向かうこと」と、「寄り道すること」は矛盾ではなく、
どちらも人生の旅に欠かせない時間。


■地図がなくても、大丈夫。

誰かの成功ルートや正解パターンを、真似する必要はありません。
あなたの中にある“らしんばん”さえあれば、
きっとどんな霧の中でも、進んでいけるはずです。

だから、私は今日も問いかけたい。

「あなたは、どこへ向かいたいですか?」


☘️あとがき

“コーチ・らしんばん”という名の原点を、改めて思い出せた朝でした。
私もまた、完全な地図を持っているわけではありません。
でも、あなたの“らしんばん”に、そっと寄り添いながら、
一緒に進むコーチでありたいと、今も思っています。

もし今、人生の地図が見えなくて立ち止まっているなら──
もし、誰にも言えない想いや、
言葉にならない感情を抱えているなら──

“らしんばん”を持ちませんか?

自分の中にある感情を、そっと見つめて、
やさしく言葉にする時間。
それは、自分を責めるのではなく、
“自分との関係”を整え直す時間でもあります。

  • 「感情を言葉にできなくて、黙り込んでしまう私がいる」
  • 「涙が出そうで、言えなかったことがある」
  • 「ちゃんと伝えたいのに、うまく言葉にならない」

そんなあなたへ──
🌸 感情の棚卸しと、言語化の力で、
🌱 自分軸と自己肯定感を取り戻す、心のリセットタイムです。

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元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」