周囲の人を支える──「お互い様」で生きていく
本当の友人は、あなたが道を踏み外さない限り、あなたのやることを止めはしない。
――アーノルド・グローソー
今日も、『豊かな人間関係を築く47のステップ』(グレン・ヴァン・エカレン著)の中から、心に残ったお話をご紹介します。
人生の嵐の中で、私たちは誰かを必要としている
結論から言えば──
私たちは、困難なときこそ、誰かの支えが必要なのです。
人は一人では生きていけません。
特に、突然やってくる“人生の嵐”に直面したとき。
そんなとき、自分の力だけで立ち続けるのは、あまりにも無理があります。
近くにいる人同士だからこそ、手を差し伸べることができる。
共に生きるというのは、そういうことだと私は思うのです。
あなたはいかがでしょうか。
「絆」や「頑張ろう」に、モヤッとしたことはありませんか?
実は私、以前からずっと気になっている言葉があるのです。
「絆」
「頑張ろう」
「心のケア」
どれも大切な言葉のはずなのに、ときどき“上から目線”の響きを感じてしまうことがあります。
たとえば、どこからともなく現れては
「絆が大事だよ!」とだけ言って去っていく人。
「もっと頑張れるよ、頑張ろうよ!」と、頑張りきっている人にさらに言う人。
そういう言葉をかけられると、私みたいにおへその曲がっている人間は思ってしまうのです。
「冗談じゃない!こっちはもう十分頑張った!」
言葉って、良かれと思ってかけているのに、
かえって人を追い詰めてしまうことがあるのですね。
「私はあなたとともにいます」──それだけでいい
だからこそ、こんな言葉をかけてもらえたら、どれだけ救われるでしょう。
「あなたは十分頑張りました。今は少し休んでもいいんですよ。」
「やる気が戻ったら、また一緒に歩いていきましょう。」
「私はあなたとともにいます。」
何も言わなくてもいい。
そばにいてくれるだけでいい。
背中をさすってくれるだけで、心がふっと軽くなる。
そんな存在が、一人でもいてくれたら、人はまた前を向いて歩いていけるのです。
「助けて」と言える人、「助けたい」と思える人
私たちのまわりには、
「助けて」と声をあげられない人がたくさんいます。
職場にも、学校にも、地域にも。
「助けて」と言うことは、決して恥ずかしいことではありません。
実は私自身、「助けて!」って言われると、ちょっとうれしくなってしまうのです。
「ああ、自分は誰かに頼られているんだ」っと。
でも──
そんな私も、「助けて!」が言えない側の人間でもあります。
それは、恥ずかしいからではなく、
「相手の忙しさを邪魔してまで頼むのは悪いな」
と、つい遠慮してしまうから。
「お互い様」で、支え合っていこう
でも、やはりそれは違うのですよね。
「助けて」って言えることも、誰かのためになることがある。
助けを求められたら、私は応える。
だって──
お互い様だから。
これが、共に生きていくということなんだと思います。
最後に
何かしてあげようとして、空回りすることもあるかもしれません。
でも、ほんの少しの“気づき”や“そばにいること”だけで、
人は救われることがあるのです。
「察する」ことは、やさしいことではないけれど、
鈍感すぎず、敏感すぎず、ほどほどに。
あなたの一歩が、誰かの背中をそっと押しているかもしれません。
今日も、あなたらしく生きてください。
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