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自分の器を守るために:怒りを上手に流す技術

怒りをうまく“逃がす”方法

〜感情に飲まれない、自分のための選択〜

前回のブログでは、「器を大きくする」というテーマで、怒りとの向き合い方についてお話ししました。

「感情を抑える」のではなく、「感情に気づき、選択すること」が大切。

これは、私自身が何度も感情に振り回されながら、ようやく気づいたことです。

では今回は、「どうやって怒りをうまく逃がすのか?」
具体的な方法について、私の経験も交えながらご紹介していきます。


■ 怒りは「悪者」じゃない

まず大前提としてお伝えしたいのは、
怒りは悪い感情ではないということ。

怒りは、あなたの中の「大切にしたいこと」が傷つけられたときに生まれる自然な反応です。
つまり、怒りの裏側には、あなたの大事な価値観やニーズがあるのです。

大切なのは、怒りに気づいたときに「どう扱うか」。
その方法をいくつかご紹介します。


■ 怒りを“逃がす”ための5つの具体策


① 深呼吸+脱出スイッチを持つ

怒りのピークは6秒と言われています。
まずは「深呼吸3回」で自律神経を整えましょう。

加えて、「その場から一度離れる」「飲み物を一口飲む」など、
“怒りのスイッチを切る行動”を自分の中に1つ決めておくと良いです。

例:
・お手洗いに行く
・口の中で「まあ、いっか」と唱える
・窓を開けて空気を入れ替える など


② 頭の中で実況中継をしてみる

怒っているとき、感情が渦を巻きます。
そんなとき、あえて心の中でこう実況してみてください。

「今、私は腹が立っている」
「〇〇と言われて、モヤっとしている」
「この怒りの奥には、わかってほしい気持ちがあるかも」

言葉にしてみることで、感情と距離が生まれます。
“冷静な自分”を取り戻すきっかけになります。


③ 紙に書き出す

スマホやノートに、頭の中のモヤモヤを「そのまま」書き出してみましょう。
誰にも見せないので、遠慮はいりません。

書くことで思考が整理され、「なんでこんなに怒ってたんだっけ?」と冷静になることもあります。


④ 身体を動かす

怒りはエネルギーです。ため込まずに身体で発散するのも有効です。

・散歩や軽いストレッチ
・床の雑巾がけ(意外とスッキリします)
・お風呂に入って身体をゆるめる

運動が苦手な方は、呼吸を深くすることだけでもOKです。


⑤ 「怒り日記」をつけてみる

毎日でなくても、「今日、何にイラッとしたか」を記録してみましょう。

そこには、あなたの価値観や「本当はこうありたい」という願いが隠れています。

怒りを記録することで、
・自分が何に反応しやすいか
・どんなときに怒りが湧くか
・怒ったときの体の変化(頭が熱くなる、息が浅くなるなど)
が見えてきます。

この「自分を知る」ことこそ、怒りに強くなる第一歩です。


■ 怒りを流せる人は、人生がラクになる

怒らない人ではなく、怒りを「扱える人」になろう。
私がいつも心に留めている言葉です。

感情を我慢せずに、健やかに逃がすことができれば、
人間関係はぐんとラクになりますし、自分自身の心もとても軽くなります。

怒りに飲まれて疲弊するのではなく、
怒りとうまく付き合って、自分の心を守る

それが「感情のセルフマネジメント」なのだと思います。


■ まとめ

怒りを逃がすためには、

  • まず深呼吸して感情と距離をとる
  • 頭の中で「今の感情」を実況する
  • 書き出す・動く・記録することで、怒りを外に出す

こうした小さな習慣が、感情に振り回されない自分を育ててくれます。


怒りに向き合うことは、自分を大切にすることです。
無理なく、少しずつ、試してみてくださいね。


🔶次回予告

次回は、「相手の怒りにどう向き合えばいいのか?」について、
やっかいな人との関わり方をテーマにお届けする予定です。

若い頃の失敗が教えてくれた、信頼される人の共通点

人がお互いを好きと感じるとき、よりよい人間関係を築くコツ

「腹を空かせた犬にえさをやれば、その犬は決してかみついたりしない。これが、人間と犬の最も大きな違いだ。」
― マーク・トウェイン

「押したり引いたり、せっついたりしても、人は決して動かない。
だが、相手の得になるようなもっともな理屈を与えれば、彼らは従順に従うものだ。
人は“自分の理屈”で動く。あなたの理屈ではない。そして、その理屈は常に“感情的なもの”だ。」
―『豊かな人間関係を築く47のステップ』P.35より

「押してもダメなら引いてみな」では、人は動かないようですね。
どうやら、“感情に訴える”ことが有効なようです。

そもそも、人は何かを必要としている、あるいは期待しているからこそ、誰かと関係を結ぼうとします。
ということは――

「この人は、何を必要としているのだろう?」
と、先回りして考えることが、人間関係の第一歩かもしれません。

あるいは、

「人はなぜ行動するのか?」
「この人が私と関わり続けたいと思うとしたら、私は何をすればいいのか?」

と問いかけてみるのです。

難しく考える必要はありません。
ちょっと言葉は悪いですが、これはいわば**「人たらしの論理」**とも言えるでしょう。

歴史で言えば、人たらしの名人として有名なのは豊臣秀吉
現代で言えば、田中角栄さんなどがその代表でしょう。
(今回はこのお話には踏み込みませんが…!)

さて、昨日のセミナー「好感度アップのコミュニケーション術」でお話した内容とも重なるのですが――

「人がお互いを好きになるとき」って、どんなときでしょう?

それは、「似ている」と感じたときなのです。

「似たもの同士」という言葉がありますよね。
あれは、ただの偶然ではありません。

人は、「この人、なんか似てるな」「価値観が合いそう」と感じたときに、心の距離がぐっと縮まります。
一緒にいて楽しいと感じるのです。

コーチングの世界では、信頼関係を築くために、ミラーリングペーシングという技法を使います。
相手のしぐさや呼吸、話し方に合わせていく方法です。

つまり、

「一緒にいて心地よい人」になること。
そのために、まずは相手の世界に合わせる努力をする。

これが、よりよい人間関係を築く基本です。

そしてもう一つ大切なのは――

「相手が何を求めているのか」を理解しようとする姿勢。


こんなふうに書いている私も、正直なところ、若い頃はまったくできていませんでしたし、今でも時々うまくいかないことがあります。

でも、「意識する」だけでも、少しずつ変わっていくものです。
毎日ほんの少し意識していくことで、自然と身についていくのだと思います。

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佐藤美佐子講師
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活動趣旨
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◆個人カウンセリングに限定されない広い意味での心理的支援と個人の精神的成長と自己実現の援助を目標にしています。
【資格】
・プロフェッショナル心理カウンセラー一般
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