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私はスヌーピー?受け入れられたい、めんどうな私たち

「その人らしさ」をまるごと受け入れるということ

人は誰でも心の奥底で、こう思っている。
愛される価値を証明しなくても、愛してもらいたいと。

──モーリス・ワグナー(アメリカの講演家)


人から拒絶されるのって、つらいものです。

たとえば──
背が低い。スポーツが得意じゃない。ハンサム(あるいは美人)でもない。
周りと比べて「自分は足りていない」と感じる瞬間。

ええ、私自身……
ほとんど当てはまります(笑)。
背が低くて、運動もイマイチで、年金生活に入りましたし──当然ハンサムでもない!

そんな私でもやっぱり、
「そのままの自分を受け入れてほしい」
心のどこかで、そう思っていたのだと思います。


「変わってほしい」と願うことの、難しさ

子育て、結婚生活、職場の人間関係、近所づきあい…

人は誰しも、相手に「こうしてほしい」「もう少し変わってほしい」と願ってしまいます。

でも、それは時に、
自分の思い通りに相手を変えようとすることでもあります。

そして当然、相手は拒絶します。反発します。傷つきます。
「なぜそんなことを言われなきゃいけないのだ?」と。

それなのに私たちは、なぜかしつこく思ってしまうのです。
「わかってくれない」「なんで伝わらないんだ」

でも、見ている視点がまったく違うのだから、わからないのも当然なんですよね。


受け入れるという“覚悟”と、やさしさ

私の妻──
まあ、よくぞ一緒にいてくれたと思います(笑)。

ワガママな私に、きっと直してほしいところもあったはずなのに、
あまり多くを口にしなかった。
諦めていたのか、はたまた受け入れてくれていたのか…
いや、もしかして全部わかっていて、手のひらで踊らされていたのかもしれませんね。(@@;)

でも、ふと笑える瞬間がある。
「やれやれ…でも、しょうがない人だな」って、思いながら一緒にいる。
そんな関係こそが、本当の“受け入れる”なのかもしれません。


「ありのままを認める」ことで、心がラクになる

家庭でも、職場でも、
「この人はこういう人」と決めつけてしまうと、
つい色眼鏡で相手を見てしまいます。

でも、その人の“ありのまま”を認めることができたとしたら、
余計なストレスから少し解放されます。

そして不思議なことに、
こちらが相手を受け入れたとき、相手も私を受け入れてくれるようになるのです。


世界中の人が、スヌーピータイプ?

『豊かな人間関係を築く47のステップ』には、
こんな印象的な場面が紹介されています。

漫画『ピーナッツ』のルーシーがスヌーピーに言うのです。

「ねえスヌーピー、あんたって時々すごく頭にくるけど、
でもすごくかわいくて抱きしめたくなるときもあるのよ」

するとスヌーピーはこう答えます。

「それが僕だ。抱きしめたくて、頭にくる」

…なんだか、とっても人間っぽいと思いませんか?

誰もが、スヌーピーのような“矛盾を抱えた存在”だからこそ、
ありのままを受け入れ合うことが、大事なのかもしれません。


最後に

人は「完璧だから愛される」のではなく、
不完全なままでも、受け入れられたときに安心する生きものです。

だから、変えようとする前に、まず「受け入れる」。
それが、人との関係を少し楽にしてくれる第一歩なのかもしれません。

そしてそれは、きっとあなた自身に向ける優しさにもなります🌿


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