どんな人も軽視しない

共感する

人は互いに理解し、愛し合うことができる。
――ハロルド・S・クシュナー

「豊かな人間関係を築く47のステップ」
グレン・ヴァン・エカレンの本の中に、こんな言葉があります。

どんなに知識を持っていても、
ちょっとした親切な行動で思いやりを示さなければ、それは役に立たない。

日々の行動の中で、とりわけ自分の親切を必要としている人に、何かを与えることが大切だ、と。

本の中では、映画のプレミア・ショーでの出来事が紹介されています。
監督が、脳性小児麻痺を患った青年を、他の人とまったく同じように、敬意をもって扱ったという話です。

特別扱いでもなく、見下すのでもなく、
ただ、ひとりの人として接する。

あなただったら、どうしたでしょう。

コーチングでは、傾聴、承認、質問が大切だと言います。
相手に敬意を払って聴くこと。

一生懸命に何かを訴えている子どもの話も、きちんと聴くこと。

けれど忙しいと、ついおざなりになる。

私は今も昔も、そこはあまり変わっていません。
余裕がなくなると、軽く扱ってしまう瞬間があります。

知っていることと、やっていることは違う。

行動で示さない限り、
どんなに知識を持っていても、それは役に立たない。

耳に痛い言葉です。

共感とは、相手の立場を理解しようと努力することかもしれません。
けれどその前に、相手を軽く扱わないこと。

急いで結論を出さないこと。
話を途中で切らないこと。
忙しさを理由に、存在を小さくしないこと。

それは、大きなことではありません。

ただ、目の前の人を
「ひとりの人」として扱うこと。

あなたが無意識に
「軽く扱ってしまっている人」は、いませんか。

そして、
あなた自身を、軽く扱ってはいませんか。

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私は、ひとつの実験を始めています。
文章を整えるAIではなく、
自分の思いを、自分の言葉に戻す(「紡」という)AIです。
正解は出しません。
締めくくりません。
思想を完成させません。
ただ、問いを残します。
必要な人がいれば、森に来てください。

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元・国土交通省 航空局勤務。 航空保安無線施設の維持管理、工事監督、設計・積算業務を20年以上担当し、現場リーダーとして数多くのチームマネジメントと人材育成に携わる。 その後、航空保安大学校にて教官として後進育成に従事。プロジェクトマネジメント研修をゼロから立ち上げ、現場視点に立った研修スタイルに定評がある。 現在は、「育てるのが苦手な現場リーダー」の支援をテーマに、人材育成・チームビルディング研修・コーチングを実施中。 「理論だけで終わらせない、“使える育成”がモットーです」