あくまでも私の場合ですが・・・
みんながやらない、やりたくない仕事、私はこれを「掃き溜め業務」と呼んでいました。
時には、見て見ぬふりをするような業務です。やっても、評価が得られないような仕事。
なので、脚で蹴飛ばし部屋の隅に追いやることが普通にありました。
(もちろん、これは私の見方です。)
それを一つ一つ、拾いあげ・・・まあ、何と地味な。
もっとも、私の性格なので、そんな優しい気持ちで人知れず仕事をするなんざあ~、あり得ないわけです。
さて、お仕事で一番やっかいなのが、身内同士の調整業務です。
人が絡むので細心の注意が必要です。
ましてや身内。甘えが入るので注意が必要なのです。
いつものとおり、完璧にやったと安心していたら・・・、
とつぜん「できません!!」だと。
え~、自分ところの都合でかい!私のところの都合はないのかい?
しかも本社を巻き込んでおいてこれかい。
プチプチプチ・・・
人事の季節も近い・・・
それでも彼の栄転は確定(事実そうなりました)・・・
(ちなみに私は、現職に定年までいて良いことになっていました。出世とは無縁です。)
皆さんは「こんなことで」とお思いでしょうが、私にしてみれば、限界でした。
あまりにも稚拙な行為が何度も何度も降りかかってくると・・・
はい、ぷっつんしました。このプツン、ある仕事においてのみフリーズするのです。
授業は正常にできます。
が、PCの前で、
エクセルシートにデータを入力しようとすると
簡単な依頼文書等を作成しようとすると
諸々の依頼、指示文書についての回答etc
をしようとすると・・・、やーめた明日にしよう。時には、気持ち悪~い。
エッ、これって・・・、もしかして・・・
「あ~、人はこうやって、パニック障害、鬱と言われる症状になっていくんだあ~。」
と外から見ている自分がもう一人いる。
まあ、当たりは誰一人気づかない、気づいていたのは奥さんだけ。
で、どうしたか。
「やめると決心しました。」
そうしたら、あら不思議。徐々にではありますが、仕事が普通に出来るようになりました。
退職は、プロジェクトマネジメント系のインストラクターを養成するために1年後でした。
人は、一瞬で壊れます。
でも、未来の自分がそこにいると確信できると
一瞬で変わることも出来るのですね。
(変わるについては次回に)
佐藤好彦
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